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奥の細道<山形県尾花沢「養泉寺」>

前回の記事の続きとなりますが、山刀伐峠へ向かう前に尾花沢の養泉寺へ立ち寄りました。

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<養泉寺>
ここは、奥の細道で松尾芭蕉と曾良の二人は山刀伐峠を越えて尾花沢で滞在したお寺です。
鈴木清風という紅花で財をなした尾花沢の豪商がおり、文化人でもあったことから松尾芭蕉とも交流があったようで、尾花沢へこの人を訪ねていったようです。
尾花沢に到着した日は清風宅に泊まり、翌日から7日間*をこのお寺で過ごしていたそうです。
*元禄2年5月18日(1689年7月4日)~5月25日(1689年7月11日)
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<芭蕉ゆかりの井戸>
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この寺は明治28年の大火で焼失してしまい、往時の面影はなくなったそうですが、この大井戸だけは残り、「芭蕉ゆかりの井戸」といわれています。
この井戸水を飲むと和歌や俳句が上達するという伝えがあるそうですよ102.png
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<涼し塚>
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境内には1762年に建てられた「涼し塚」があり、中には松尾芭蕉の句碑がありました。
「涼しさを わが宿にして ねまるなり」
清風宅で手厚いもてなしを受けた感謝の句で、「涼しさを満喫し、我が家にいるようにくつろいでいる」という意味。
「ねまる」は山形の方言で座る、くつろぐという意味だそうです。
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養泉寺近くの田園風景。松尾芭蕉も眺めたであろう景色を見ていたら、とても穏やかな気持ちになりました。

<2021年7月25日 撮影>

Commented by koganeturbo at 2022-09-23 08:40
こんにちは。
仁王様のインパクトが凄くてしばらく頭から離れそうにないです(笑)
Commented by Tetsu2019 at 2022-09-23 15:18
> koganeturboさん
こんにちは。
コメントありがとうございました。
そうなんです。
あの仁王像と馬像のインパクトが強くて松尾芭蕉の俳句が霞んでしまいそうでした(笑)。
by hiro7355 | 2022-09-22 21:50 | 奥の細道 | Trackback | Comments(2)