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懐かしの銚子電鉄デハ801と仲ノ町車庫

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<外川駅>
デハ801が外川駅のホームに入ってきました。今ではもう見ることが出来ない情景ですね。
折り返しの銚子行となるので、このデハ801に乗って仲ノ町まで戻りました。
今となっては、あの独特の釣りかけモーターやコンプレッサーの音が懐かしい・・・。
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車体は痛々しいですね。ヘッダー部分は劣化して錆びが浮かび上がり、そこを塗料で塗り重ねている感じでした。
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<デハ702>
外川駅のホームの外れには、廃車となったデハ702と澪つくし号ユ101が置かれていました。
デハ701・デハ702は1928年に川崎造船所で製造された電動貨車をルーツとし、1941年に旅客用に改造され近江鉄道モハ51形として活躍。
1978年に西武所沢工場で改造後、銚子電鉄へ譲渡され、70年近くも走り続けました。
2010年1月23日に営業運転を終えた後、今はいすみ市の「ポッポの丘」にデハ701と共に保存されています。

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<仲ノ町駅>
デハ801に揺られて仲ノ町で途中下車。
仲ノ町駅ではデキ3の構内運行が行われるという事で、大勢の人が撮影に訪れていました。
車庫の片隅でいつも休んでいたので、すでに休車なのかと思っていたら、本当に走りましたね。
まるで模型をそのまま実物大にしたような感じでした。

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<デキ3>
1922年にドイツのアルゲマイネ社で製造され、最小の凸型の電気機関車です。
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構内側線をこんな感じで走っていました。
あの当時でも滅多に走ることが無かったので、今では製造から100年近くも経過しており、もう二度と走ることは無さそうです。

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<デハ701>
この時はデハ701の方はまだ現役で走っていたので、綺麗な状態で止まっていました。
このデハ701もデハ801と同様、2010年9月23日に営業運転を終えました。
今はいすみ市の「ポッポの丘」にデハ702と共に保存されています。

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車庫に片隅には、鉄子カラーに塗られたデハ1002とデビュー前の2000形2001系がいました。
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2001系の方は京王時代のグリーン一色に塗られ、なんと「多摩動物公園」の行先板が掲げられていました。これは懐かしかったですね。

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車庫イベントの傍ら、デハ801が外川駅に向けて発車していきました。何とも至福な時間でした。

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<本銚子駅>
弧廻手形(1日乗車券)があるので、銚子まで戻らず、仲ノ町から外川行に乗車して本銚子で途中下車。
緑のトンネルの中をコトコトと音を鳴らし、ユラユラさせながらデハ801はやってきました。
ローカル線って味わいがあってやっぱりいいですね。
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<外川~犬吠>
更に犬吠まで行き、駅近くの踏切でカメラを構えて待っていたら、デハ1001を引き連れてデハ801が外川から戻ってきました。
仲ノ町のイベントにより、一時的に外川へ留め置かれていたので、それを引き取りにきた感じですね。

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<銚子駅>
夕陽に輝くデハ801を撮り、銚子駅を後にしましたが、残念ながら、これが現役時代に見た最後の姿でした・・・。

<2010年7月24日 撮影>

by hiro7355 | 2021-09-18 11:43 | 銚子電鉄 | Trackback | Comments(0)